結婚相談所では、ときに自分の微細な部位をもさらしながら、婚カツすることになります。
アドバイザーもなるべく、その人の性格や行動ケース、嗜好やお勤め、育てられた環境条件等の人となりをあるくらい知っておく必要があるので、親しい友人にも話せないような踏み込んだ話を行なうことや、男女交際における個人的な価値観、こだわり等を打ち明けることもあります。
こういった話は、そもそもならばプライバシーの保護があるため、守られるべき「秘蜜」として当人の心のなかにだけ留めておく情報ですが、これがアドバイザーではなく、「お見合いをした相手の女の人」等になると、その秘蜜はネット等にさらされるリスク性があります。
検索してみても分かるとおり、女の人で「婚カツブログ」をやっている人の数は数多にものぼります。
その中を開いてみると分かりますが、個人名はなくとも、かなり詳らかに、相手の言動や相手のしぐさを、愚痴まじりに載せてしまっているものが多く見られます。
常識ある女の人ならばこういったこというのはしないものかとおもわれますが、なかには実に、身勝手な見地から「相手が小汚い」「相手の話がつまらない」等とただこき下ろす内容のものまで見られます。
結婚相談所と言うのは、「その内部」でのプライバシーは保護できても、その「関係者」によるプライバシーの倫理観は、さすがに管理出来ません。
その為、常識のない異性(特におしゃべりおお好みな女の人)にあたってしまうと、ネット上で「批評」されてしまう見込みがあります。
こんな風にして、結婚相談所には「プライバシーが漏れるリスク性」があるこというのは否めない有り様にあります。
あまり結婚相談所を利用してることを知られたくない人は、利用せずにおくか、相談所での目立った行動は慎むようにすることが得策といえるかも知れません。
結婚相談所でうまくいかないケース
結婚相談所では年間に何十万ものお金を利用することが「通例」であるがために、金銭感覚やものの価値観が、徐々におかしくなってしまう人も中にはいるやうです。
そして「こんなに払ったんだから、出会える筈、出会えなければおかしい」と考えるのも通例の思考回路かとおもわれますが、実はこんなに払っても、実に六割以上の人が「まったくいい人に出会えずに終了する」やうですのです。
「大金を払って利用してるのに、そういったのおかしいじゃないか」、とおもわず怒りたくなりますが、実にその何十万を「無駄金」に終結させる結婚相談所が自然に存在しているのが今の状況です。
しかも、ただ会えないだけならまだしも、折角会おうとしても「もう他の人に心を寄せています」と言う余分な一文を添えて断る人や、「お好みじゃないので」とそのままストレートに断る人までいるので、「まるでショックを受ける為に大金を払っているようだ」と感じ取れる人も少なくないやうです。
折角お見合いに臨んでも、相手が「乗り気でない」ことが見て取れるケースもあるやうですし、何かと傷つくことが沢山のが結婚相談所の裏の姿だとも言われています。
人間対人間の付き合いであるのなら、傷ついたり嫌な想いをしたり、合わなかったりと言うことがあって自然かも知れませんが、結婚相談所の利用者はそういう、「合わなかったりする無駄な付き合い」を効率的になくす為に結婚相談所にきているわけです。
嫌な想いだけして何事もなく終わり、お付き合いも出来ないのであるのなら、実にそれは利用する価値があるのか?と言う話になってしまいます。
当然、中には結婚相談所で結ばれるアベックもいますが、そうなるアベックはごく一部だと言うことをまず把握しておかなければなりません。
結婚相談所はあくまでも「最後の手段」であって、あまったお金をつぎ込む立地として捉えないと、痛い目を見るかも知れません。
なかなか結婚相談所に対する偏見等が消えず、入会に踏み切れない人は、うまくいかないケースに自分が遭遇してしまう見込みがゼロではないことを、入会する前によく考えておくことをおススメします。
結婚相談所に登録していた友人について1
私の古くからの知り合いに、結婚相談所にハマっている三十代の女の人がいます。
身長178cmと背が高く、年収もその年代の女の人が稼ぐ平均の倍以上あるといった「ヤリ手」の女の人ですが、唯一のウィークポイントが「理想が高く、性格がシビアな」ことでした。
彼女は結婚相談所に登録する際もそのシビアなスタンスを発揮しており、アドバイザースタッフに「国立大学を卒業していて、多嗜好で教養深い、背が180cm以上ある男性をお願いします」と、喫茶ショップでコーヒーでも頼むように伝えたようでした。
その物言いは当然ながら相談所のスタッフを戸惑わせ、案の定それに該とうする人で現実に会ってくれる人等なかなか見つからず、彼女もしだいに「ここにも私の段階に合う人がいないのかも知れない」とイライラしはじめました。
まだ利用開始から三ヶ月と経ってないうちに「あまりにも出会いがわずか」と憤慨しはじめた彼女は、「なぜ見つけられないの?」と、担当スタッフをにらみつけ、スタッフの至らなさ、手際の悪さ、審美眼のなさを、詰め寄るようにして責めたやうですが、最終的に返す言葉に困ったスタッフが彼女に伝えたのは「女の人会員様(私の友人)のスタイルがよすぎる(背が高すぎる)ことに、男性会員様が一様に引け目を感じ取っていらっしゃるやうです」と言う一言でした。
うまく言ったものだとおもいましたが、要は「背のコンパクトな女の人のほうが評判があり、背の高い女の人は評判がない」と言うことを、精一杯の甘口お世辞で包んで、そのスタッフは私の友人に伝えたのでした。
いくら結婚相談所といえども、「どうしても評判がない人」「頑固で人のアドバイスを取り入れない人」には対処しきれないやうですし、理想が高すぎる人にはなかなか対応しきれないところがあるやうです。
彼女も「ここの結婚相談所はダメ」と、ぷりぷりしながら退会しましたが、なかにはこうして、自分を省みずにただただ相手に依頼心を傾ける人がいるのだなあと感じました。
友人はあれからずっと結婚何処ろか恋人もできていません。
近頃になってまた相談所に登録し、活動しているやうですが、彼女が理想を捨て本当の恋が出来るようになるのはいつ頃だろうかと、心配しつつ、期待しつつ傍で見守っています。
結婚相談所に登録していた友人について2
昨日書いた、結婚相談所に登録していた友人の話に対して、後日談があります。
理想の高い彼女の厳しさや、相手へ求めるものが沢山性格を、やわらかく、寛大な心で受け止められるような男性が、一人だけ表れたのです。
その人は身長185cmの高身長。
最終学歴は東京大学。
ポピュラーな幼稚園を卒園し、名門灘高校を卒業してから、エリート街道一直線でやってきたと言う、二十七歳の美男子だったのだやうです。
「背が高く、屹然としていて、自分を叱ってくれる姉さん女房な人がいい」と言う理想があって私の友人にいくどか焦点を重ねたやうですが、理想の高い彼女はと言うと「もっといい人が表れるかも知れない」と、彼をキープして他の出会いに奮闘してしまいました。
結婚相談所の人が「この人しかいない」と太鼓判を押しても「私より年下だし頼りない」「なんとなく気が弱そう」と言う理由で、とことんそのシビアな性格を貫いたのだやうです。
彼と話をしていてもつっけんどんな対応が目立ち、「ご嗜好は?」と訊かれても「水泳と旅行です」と、それ以上は何も言わない。
「旅行は僕もおお好みなんですよ、外国に行かれたこというのは?」と相手が話を広げようとしても「そこまでおお好みではありません」と一辺倒な返事。
「どうしてそういったに頑ななの?」とおずおず尋ねてみたところ「彼のキャパシティを試したい」「私をどれくらいおお好みか知りたい、試したい」と、やはり自分のことしか考えてないらしく、相手のことを考えてないことが如実に伝わったのか、その後は会うこともなく終わったケースきました。
結婚相談所にくるとなると、いい出逢いもいっぱいありますし、そうでない出逢いもいっぱいあるのではないかとおもわれます。
しかしながら、「自分の理想を叶える」ことに執着してしまうと、自分のわがままですぐそこが曇り、好要素の相手をも見逃してしまうやうです。
やはり結婚相談所に来たからには、「現実的に自分に合う」相手を見つけなければなりませんし、理想と現実の差を知っておかなければ、いつまでも空っぽな理想を追いかけることになってしまいます。
あまりにも、自分のことを省みずにわがままばっかり言っていると、その態度が相手に伝わり、失礼にあたることもあるので、ただスタッフに頼るのではなく、あるくらい、自分のデメリットや実に合う相手に対してを、自分の胸に手をおいて考えてみるとよろしいかとおもわれます。